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はり・きゅうに関する新しい動きやできごとがお伝えできればと思ってます。

首藤先生いわく、編集者、時、体調、モデルとすべて揃いました。運としかいいようがない。と満足のDVD。脚線美を見せている、私も参画出来て、永年、櫺窓の弟子を任じて、追っかけをしてきたご褒美でしょうか。嬉しい思いをさせてもらいました。

身柱と小児ハリとの関係。ちりけの灸という方がいいのか。場所としては脊椎の胸椎の3番目棘突起下とありますが、乳幼児の背中で厳密にそこまでとれるか、大人の体でも大椎の取穴法に異論があるので、なにをもって正確かというと私自身わかりません。でも、そこら辺に七分灸(鍼灸の刺激)をするのは幼児の身体には効果的であろうことは実感できます。ましてや、小児はりはすごく効きます。俗に言う、夜泣き、疳の虫です。結局は身体の成長と精神の成長のバランスが、うまくとれないんでしょうね。経絡は別としても、気の流れというものの存在、あらためて確信しました。何よりも鍼をすることが、楽しいことだと初めて思いました。

三陰交は血流との関係を確かめられています。はたして脳梗塞予防になるか。合谷足三里も血流が増えるデータがあることを学会の発表で知りました。

経絡感伝現象という言葉があります。気のルートと思われるところのツボに鍼をすると、そのルート(経絡)に沿って身体に反応が出たり、反応を感じることですが、敏感な人はかなり限られます。知り合いに反応を割と感じる方がおられるので、ご協力を願って、鍼の経絡への実際の作用がいくらかでも知りえないか、少しづつ調べてます。今のところ、肝経のツボはどのツボでもだいたい、目に作用するようです目の奥に響くとか。脾経が反応するところが(胃や消化器でなく)感じられるといいのですが。未だにわかりません。

温灸をあてると、腹部の一部だけ暑いと言う患者さんがいます。お腹の中で何が起きてるのか、知りたいですね。女性の方だといわゆる血の道の病、例えば子宮の内膜炎とか、小さなトラブルがあるのかな?なんて勘ぐってはおりますが。

最近の情報番組や記事によると、アルツハイマー症状の解明が進んでいるようです。脊髄の再生も実験上可能性も出てきたようで、これからの10年は期待です。はりやきゅうもからんでくるものと思ってます。釣藤散という漢方薬が認知症に使われ始めているとか。

松田博公氏(鍼灸ジャーナリスト)の講演。国内はおろか、海外の鍼灸情報にも詳しく、そこで解ったことは、世界的な認識の流れとして、、はりは、深く刺しても、刺さないくらいか浅く刺しても、効果があるということ。特に触診を行うといったような独自な日本鍼灸への評価も高まりつつあり、中国鍼灸が国家の世界戦略として席巻しようとしている現在、日本鍼灸が世界へアピールしていくことが大切だと言うことです。23年度の伝統鍼灸学会は日本鍼灸学会との共催になりました。まだまだ詰めることはありますが、「日本鍼灸に関する東京宣言」の草案が採択されました。先ずは第一歩です。日、韓、中の違いが発表されましたが、全身的、触診及び反応による取穴、細い鍼を使い、浅い刺鍼が日本鍼灸の特徴とか。ただ、他の国は、修業年限も長く、いわゆる漢方の勉強もあり、資格は韓医師であり、中医師となるようです。その点日本の資格は中途半端ではあります。宣言の草案の中でディスポ鍼の使用はいいとしても、クリーンニードルテクニックということばがあって衛生面に敏感な欧米に対して過剰反応とも思いますが、指先で反応を窺う伝統的手技とどうおりあいをつけていくか今後の問題でしょう。

逆子の治療をしました。足のこゆびの爪の脇、至陰というツボと、三陰交というツボに主にきゅうをします。前者は子宮の収縮に関係、後者は子宮の安定と安産に関係するとされてます。この場合は患者本人にも自宅でおきゅうをしてもらってます。一度は戻りましたが結局、また、逆子で落ち着きました。それでも無事に元気な女の子が生まれたと、写真とていねいなお礼状をいただきました。お二人目も結果的に逆子は動いても戻るまではいきませんでした。でも、鍼をし、灸をすることで、母子に何らか働きかけるようです。赤ちゃんもこれだけ頑張ったんだからという意識がお母さんになる、ゆとりと、覚悟を身につけられるような感じがします。この治療をされた、お二人とも、治療の最後は母の自信がみられ、その日を待つ、落ち着きがありました。後者の方は帝王切開をされましたが、丸々と太った、可愛い女の子の写真が印刷された年賀状をいただきました。この頃は産婦人科病院の先生のお勧めで、逆子治療の来られる方が増えてきました。灸頭鍼を(鍼を刺してその鍼の手元に灸をするやり方)使って、有効な場合もあったので、状況に応じて変えるようにしてます。

最近、どうも、難しいケースに出会います。私の技術が拙いことはありますが、整形外科でもあまり変化がないので、来院される方もおられるので、解らないことはあるんでしょうね。何処に突破口があるのか、いろいろやってはみてるんですが、なかなか効果が現れない。解らないながら症状から、患者さんによっては神経内科を受診されることをお勧めしてはいます。解決の糸口にでもなって頂けるといいんですが。

不妊の治療をしました。取りあえず半年と考えて、始めましたが、残念ながら、3ヶ月半でお止めになりました。状況的にはお腹の様子は良くなってきて、ふっくら、冷えも改善されてきたと感じていましたが、膝下から足首、甲、平とこちらの冷えがなかなか改善しませんでした。本人の弱気に応えられなかったのが継続できなかった主因です。患者さんの気持ちに添ったつもりでいましたが、簡単なものじゃないです。腰臀部への灸頭鍼、三陰交への灸もよく耐えてくれました。結果は難しいかもしれませんが、もう少し何かしてあげられなかったか、反省です・・・・・。

安産の灸をして欲しいと来られた方がいました。いずこの鍼灸院でも断られたとのこと。臨月間近な様子なので、それもあるかも知れません。ネットで安産の灸を知った由、難しいですね。確かに三陰交というツボを使い千年灸のようなお灸を勧めている女性鍼灸師の方々はいます。ただ、この方のケースが当てはまるかどうか、三陰交は子宮との関連はありますし、逆子の治療には必須のツボです。問題は灸が初めて、臨月間近の点です。結局、早産のリスクを考え、深谷伊三郎氏のツボ、腎愈と思われるところに灸をおろしました。説明が不足したかもしれません・・・・・。

ビックリその1。・・・・・2段上の不妊治療を行い、お休みした方のケースの続編です。先日電話を頂き、何と、「逆子の治療をして下さい」とのこと。思わず「えっ!」。来院され、改めて聞くと授かった時期は当院を休んでまもなくらしく、丁度職場の人間関係のストレスが解消された時期とも合致したようです。まあ年齢もあり、いろいろとチャレンジされ、一息ついたあとの朗報。ご主人もビックリ、私もビックリ、何よりご本人が一番のビックリ。とにかく、満つる時が来るというのか、きっと身体はそれまでに準備が整っていたんでしょうね。体調を整えた上ですぐにはあきらめない、時期があるんだ。ということ。勉強になりました。とにかく良かった。と書いたら、ご本人がこのブログを読まれ、「これ、私のことだ!先生私のこと書いたでしょう。」と言われてしまいました。でもクレームではないので、載せてます。

ビックリその2。・・・・・逆子治療のケースです。第1子は正常分娩。第2子が逆子状態。これは助産師さんに勧められ、電話で問い合わせの上、来院されたケースです。自宅施灸をすることを主に、施術の上、灸点をお教えしました。2週間後、嬉しそうな声で「治ってました!」と電話でご報告いただきました。このケースは経産婦でもあり、出産に対しての不安も、さほどお持ちでもないようでしたので、会話もスムーズでした。病気ではないこと。動かない子は動けない理由があるか、その態勢が一番心地よいのかも。どうしても動かない子はお母さんに似て頑固な子になるかも、等々。治ったの報告のあとに、「この子は素直でした」と返してこられました。私もこんなにうまくいったケースはまれで、あとはうまくこのままの状態で行って欲しいと思います。・・・・・・もう一人、一度の来院と自宅施灸で「治りました」と連絡いただきました。このケースは初産ですが、本人も逆子出産とかで、ご家族本人共に逆子に抵抗が無く、ゆったりとかまえておられました。ただ、また戻ることも多く、三陰交のツボにはお灸は続けるよう伝えてあります・・・・・とにかく良かった。この頃逆子治療に見えられる方からお医者さんに勧められたと聞きます。うまく連携できれば、いいですね

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